注文住宅の内装決めはどうする?安っぽく見える理由も紹介!
せっかく建てる家だからこだわりたい。そう思って注文住宅を選ぶ人も多いと思います。しかし、いろいろ決めなければならない中、内装をどう決めるか頭を悩ませることもあると思います。うまく選ばないと安っぽく見えてしまい、せっかくの注文住宅が台無しに、なんていうこともあり得ます。今回は、注文住宅の内装の決め方についてまとめました。
注文住宅の内装が安っぽく見える理由
住宅設備は基本的に一度作ってしまったらやり直しがききません。せっかくいろいろこだわって選んだ注文住宅の内装が安っぽく見えてしまう、なんてことは避けたいですよね。実は安っぽく見えてしまう内装には理由があります。ここでは3点ほど挙げてみたいと思います。
まず一つ目は、壁紙の質感やデザインです。壁紙は家の中でも広い面積を占めます。それゆえ、質感やデザインの質が低いものを選んでしまうと、家の中の空間が全体的に安っぽく見えてしまうのです。また、派手なデザインやポップな色を多く使うのも失敗につながりやすいので使う時は気を付ける必要があります。
次に二つ目は、水回りの設備です。キッチンやバスルームは毎日のように使います。こうしたものが安物だと、家全体が安っぽく見えてしまいます。それなりの家にはそれなりの設えが必要です。
それに、安いものは使い勝手が悪かったり、防カビが不充分で不衛生に見えたりして、使っていても高い満足が得られません。毎日使うものだからこそ、きちんと機能性とデザインを考えて製品を選び、家の中に据えるべきです。
最後に三つ目は、フローリングの素材です。これも壁紙と同様のこともいえると思いますが、とくにお子さんがいる家庭だと、「きっとすぐに痛んでしまうから」といって、初めからあまり高い素材を選ばないこともあるかもしれません。
しかし、家に住んでいれば床はどうしても痛むことが避けられません。そこで安っぽい素材を使ってしまうと、痛み始めたところが余計に安っぽさを感じさせてしまって、よい印象を与えないのです。
内装を決める前に知っておくべき点
内装を決める前に、内装の印象が決まるポイントを押さえておきましょう。これからたくさんのカタログに目を通して一つ一つの設備を決めていくことになりますが、このポイントを押さえておくことで、ブレずに選ぶことができるようになります。
まず一つ目は、フローリングと壁のデザインのバランスを取ることです。どちらも家の内観の大部分を占める部分だけに、これらのお互いの相性が悪いと、チグハグな印象を与えてしまいます。それぞれの個性がぶつかり合わないように選ぶことがコツです。
二つ目は、インテリアのテイストを統一することです。全体的に統一感が取れていると、とてもオシャレに見えます。カタログで見て、つい、ちょっと個性的なデザインを選んでしまうこともあるかもしれませんが、それが家の中に収まったときのことは、多少想像はできたとしても、やはりできあがってみないことにはわかりません。
初めは統一感を重視して選ぶのが無難です。ただ、どうしても個性が際立つものを使いたい場合は、トイレなどあまり目立たないところで試してみるとよいでしょう。
そして三つ目は、使用する色を3色程度に収めることです。これはどういうことかというと、1色に統一してしまうと物足りない印象になり、一方で4色以上を散りばめてしまうとまとまりのない雑然とした印象になってしまいます。
部屋全体の基調にする「ベースカラー」、インテリアのメインに使う「メインカラー」、そして引き締め役としてインテリアのアクセントに用いる「アクセントカラー」の3色くらいを決めておき、それぞれを選んでいくとよいでしょう。
注文住宅の内装の決め方のポイント
内装を決めるときは、まず床材や建具から決めていきます。次に、天井や壁に貼るクロスを選びます。ここまででだいたい部屋の基調イメージが決まってきます。ここがしっかり決められないと、その後の選択が難しくなってしまうため、しっかり考えて決めたいところです。
続いて、照明器具を選びます。部屋の明るさによっては暮らしにくくなってしまいるため、設計士やデザイナーともよく相談して決めましょう。そして、カーテンを決めます。カーテンも壁と同じく大きな面積を占めるため、部屋の印象を左右します。これまでに選んできたものと合うように決めます。
最後に、水回りなどの設備を決めます。住まい方にも影響するので、デザインはもちろん、機能面もしっかり見て、使いやすいものを選びましょう。
今回は注文住宅を建てるときの内装の決め方について解説しました。これから毎日を暮らす空間を作る作業だけに、建ててから悔いが残るのは避けたいですよね。内装のイメージを決めるポイントをしっかり押さえて、適切な順番で選んでいきたいものです。
これからこの家でどんな住まい方をするかを考えながらの楽しい一時だと思います。ぜひ、今回の記事を参考に、素敵な内装の家をデザインしてくださいね。
