注文住宅に設置するキッチン選びのポイントについて解説!
注文住宅を建てる際は、どのようなキッチンにするか悩むのではないでしょうか。とくにお料理が好きな方は、キッチンにもこだわりたいと思うことでしょう。キッチンはどのようにして選ぶとよいのでしょうか。この記事では、たくさんあるキッチンから自分に合うキッチンを選ぶ方法についてまとめます。
キッチンの種類ごとの特徴
キッチンにはさまざまな種類があります。注文住宅の場合、キッチンの種類を選ぶことができるため、まずはキッチンにどのような種類があるのか知っておく必要があるでしょう。
I型キッチンとは?
調理に必要となる調理台やコンロ、シンクなどを一直線に配置させているのがI型キッチンの特徴です。I型にすることで、スムーズな導線が作られて作業がしやすくなっています。
II型キッチンとは?
I型キッチンの1列配置が2列になっているものがII型キッチンです。キッチンのスペースを2つに分けることで、より広々としたキッチンになります。これにより2人で同時に作業をしやすくなっています。料理を家族でしたいという場合はII型キッチンが使いやすいでしょう。
U型キッチンとは?
キッチンがコの字の形になっているのがU型キッチンです。設置スペースが必要ですが、キッチンを移動しやすく作業効率が上がります。
ペニンシュラ型キッチンとは?
ペニンシュラは、I型キッチンの側面が壁についている状態で、カウンターキッチンになっています。リビングからキッチンが見えにくくなっているので、キッチンの整理整頓が苦手な方に人気です。
L型キッチンとは?
L型キッチンは、コンロが壁面に沿ってあり、シンクと調理台が対面カウンターになっているものです。L字に配置されています。効率よく調理しやすい形状になっています。
アイランドキッチンとは?
アイランドキッチンは、島のような配置のキッチンで、I型キッチンを応用させた形です。広さが必要ですが、広々としているので使いやすいキッチンになります。
注文住宅に設置するキッチン選びのポイント
注文住宅では、さまざまなキッチンのスタイルを選べることが分かりました。では、キッチン選びではどのようなことに気をつければよいのでしょうか。気をつけておきたいポイントについてまとめます。
背の高さに注意する
キッチンにはいくつか高さが用意されています。高さが合わないと調理しにくい、作業しにくいということになるため、キッチンの高さを選ぶ際は、よく使う人の身長に合わせて選ぶようにしましょう。目安として調理をする人の身長÷2+5cmの高さが使いやすいとされています。これを身長160センチの方に当てはめると、160cm÷2+5cm=85cmとなります。
後ろが壁の場合には、充分な幅を確保すること
調理を行う際に、壁との距離が近いと調理しにくくなってしまうのです。ほかの家族がキッチンに立ってしまうと、作業ができない、作業効率が落ちてしまうということがあると、ストレスにもなるでしょう。
作業台の幅に注意
コンロやシンク、調理台など充分な幅が確保されていないと調理しにくくなってしまいます。調理道具を置くスペースもなくなり、調理が効率よく行えないということもあるため注意しなければいけません。
素材やデザインも考慮する
キッチンの素材やデザインは、部屋の印象とのバランスも考える必要があるでしょう。とくにリビングとの相性を考えなければいけません。また、お手入れのしやすさも考えておくことで、キッチンに汚れがつきにくくなり快適に使えます。キッチンの調理台では、主に大理石やステンレス、セラミックなどが使われることが多いです。お手入れがしやすい点は共通点となっています。
どの加熱機器を使うか
キッチンのコンロは、IH機器とガス機器があります。どちらを用いるか決めましょう。ガスコンロは火を使って調理するので、火力が強く調理が早く行えます。また、ガス火ならではの仕上がりにもなるといえるでしょう。停電時もガスは使えるので安心です。ただし、火を使うという点で火災のリスク、火傷のリスクなどは高まります。
反対にIH機器は、火災のリスクが減るうえ、掃除も楽というメリットがあるでしょう。ただし電気代がかかることや、強火調理がしにくいというデメリットもあります。どちらがよいかは家族構成によっても異なるといえるでしょう。
キッチンの種類・設備だけでなく間取りにも気を配ろう
キッチンを決める際は、形やデザインなどの種類、設備だけでなく間取りも検討する必要があります。とくに収納面は、間取りとも大きく影響してくる部分です。必要な収納量を把握していなければ、収納スペースも考慮した設計にできません。何を置くのか、どのようなスペースが必要なのかということも考えながら間取りを決めましょう。
まとめ
注文住宅に設置するキッチン選びのポイントをお伝えしました。キッチンを選ぶ際は、決める項目がたくさんあります。まずはどのようなキッチンにしたいのか理想を決めて、それらの理想から譲れない条件を絞っていくのがおすすめです。素敵なキッチンを作るためにも、さまざまなデザインを見比べてみてください。
