注文住宅で人気の間取りとは?おしゃれで機能的な間取りを紹介!

公開日:2021/07/15  最終更新日:2021/08/23

注文住宅を建てる際に間取りについて悩む人は少なくありません。間取りを自分で自由に決めることができるからこそ、部屋の広さや数、廊下、階段、水回りの設備など迷うことが多くなってしまいますよね。この記事では、注文住宅で人気の高い間取りやおしゃれで便利な間取りについて紹介していくので、ぜひ家づくりの参考にしてみてください。

天井が高く感じるサンクンリビング

「リビングをオシャレでゆったりとした空間にしたい」という方におすすめしたいのがサンクンリビングです。新しい形のリビングスペースでおしゃれな家庭を中心に取り入れられることが多くなってきました。サンクンリビングとは、リビング部分の床が一段掘り下げられた空間のことで、サンクンとは「沈んだ」という意味です。

サンクンリビングで生まれた段差によって空間に緩急がつきおしゃれで居心地の良い雰囲気を与えます。また、床が一段下がっている分、視界が抜けて天井が高く見えるという効果もあり、家族の集まるリビングを開放感のある空間に仕上げることができます

段差部分を活用したくつろぎの空間
サンクンリビングでは、段差部分に腰を掛けたり、ソファーのように背もたれ代わりに座ったりと思いのままの姿勢でくつろぐことができます。家族の団欒やホームパーティーを開く際もソファーや椅子を新たに購入する必要がなく、カジュアルに楽しむことができるので便利です。また、段差に囲まれている安心感もあり、自分の楽な姿勢でリラックスすることができます。

段差による怪我に注意
サンクンリビングのような少しの高低差の段差は階段のように危険を意識しながら上り下りしないため、かえって事故が起こりやすくなってしまう可能性があります。幼児や小さな子供、高齢者はサンクンリビングの段差から落下して怪我をしてしまう恐れがあるので注意が必要です。

秘密基地のようなワクワク感を楽しめるロフト

住まいの中で普段使わない空間や、利用していない空間を有効活用したい方は、ロフトを作ることをおすすめします。ロフトとは、屋根裏部屋を利用したスペースのことを指します。建築基準法に則って、以下の条件を満たした空間を一般的にロフトと呼びます。

天井高が1.4m以下
直下の階の8分の1の面積まで
ロフトへかけるはしごが固定されていない

ここでは、ロフトを活用する際のポイントや注意点について解説していきます。

活用方法はアイデア次第!
ロフトのある部屋は天井が高く設けられているため、独特の開放感のある広々としたスペースを活用した家づくりを楽しむことができます。小さな子供がワクワクするような秘密基地から、寝室、書斎、リモートワークスペース、大人の趣味部屋まで、アイデア次第で活用方法は様々です。また、大容量の収納スペースとしても活用することができます。季節外の衣服や家電、子供のおもちゃなどを収容するのにぴったりなので、家の収納スペースを増やしたいという方はロフトを作ってみてはいかがでしょうか。

ロフトのデメリット
ロフトは屋根裏部屋を活用するので屋根に一番近い場所に作ることが多いため、その分熱気がこもりやすく、エアコンの風が効きにくいというデメリットがあります。ロフトを作る際は屋根の断熱材を厚くするか断熱性能の高い家を建てるなどして対策したいところです。

また、先ほどお伝えしたように、ロフトの天井高は1,4m以下であることが求められます。しかし、あくまで最高が1,4mであって屋根のつくりや家の構造によっては天井高が十分に確保できない恐れがあります。高さを十分に確保できない場合は、背中を丸めて歩かなければならないので怪我やストレスに繋がってしまいます。ロフトを作りたいと考えている方は、事前にどれだけの天井高が確保できるか必ず確認しておきましょう。

新たな収納スペースを確保できるスキップフロア

スキップフロアは「収納スペースを確保したい」「おしゃれでメリハリのある空間を演出したい」という方におすすめです。スキップフロアとは、1,5階、2,5階といった中間階を設ける間取りのことです。スキップフロアを有効活用することでおしゃれに空間を広く使うことができます。

同じフロアですべて平面の間取りよりも、フロアに数段の差を付けることで床面積を効率よく増やすことができるのがスキップフロアの魅力です。増えた床面積を活用することで、収納スペースを増やしたり、新たに趣味や書斎などの空間を作ったりなど、様々な用途に使うことができます。

また、スキップフロア下部を収納スペースとして活用することで、備蓄品、食料・飲料水、衣服から重たい荷物の収納まで楽に行えます。

空間を設計するのが難しい
スキップフロアは立体的な間取りなので図面にするとどうしてもイメージするのが難しいというデメリットがあります。スキップフロアは複数の性質を持つスペースを大きなワンルームにしてしまうため、プライバシーの確保や空気・光の入り方など、一般的な注文住宅以上に気を付けなければいけません。

また、階段や床板それぞれに工夫が必要になるため、建築費用がその分かさんでしまいます。スキップフロアを取り入れたい場合は、スキップフロアの設計・施行に優れた建築会社を選んでください。平面図だけでなく立体的な3Dモデルを用いて、自分の理想のイメージに近づけてもらいましょう。

 

この記事では、注文住宅で人気の高い間取りとその機能について紹介しました。間取りは一度決めてしまうとほとんどの場合は二度とやり直しがきかないため慎重に決めることが大切です。自分のこだわりたい箇所や生活スタイルに合う間取りを考え、イメージ通りの家を建ててくれる建築会社を探すことが理想のマイホームを手に入れる第一歩でしょう。

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